MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

クラシック界の未来

今朝の日経新聞の文化欄に評論家.慶応大教授 片山杜秀氏のコラムがありました。

東京オリンピック後に文化芸術に対する公的助成の規模は保たれるのか。公共の予算は介護や子育てや教育で手一杯になり芸術への優先順位は決して高くはならないだろう。その先に待つのはクラシック音楽界の衰退を心配せざるを得ない〜

今ではNHKNHK交響楽団、読売グループは読売交響楽団。かつてはTBSは東京交響楽団、フジ産経が日本フィルハーモニーとマスメディアが支えていた時代もあった。また新聞社の主催文化事業で海外のクラシック音楽団体の招聘も定番であった〜

クラシック音楽は援助なしでは成り立たない厄介な「外来文化」に過ぎない。その事情がますます顕在化する。(以上)』

 

 

そもそもこの国は歴史ある優秀な楽団(吹奏楽団含め)も多いのに、芸術音楽に対して乏しいと思います。

いち芸術音楽ファンとしては、「古い音盤ばかりを漁っている場合でない」と考えつつも今日もレコード屋巡りをしています…

 

バーンスタインの世界》
チャイコフスキー
交響曲第6番「悲愴」/バレエ組曲くるみ割り人形
70年来日記念盤

先日、蔦屋で480円で手に入れた中古盤
状態もよくて良い買い物ができました。
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消えゆく職種

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先日、知人と話しをしていてて「昔はあったけど今では姿を見なくなった業種」を思い出しました。

それは自動車の窓にスモークフイルムを貼る仕事です。

なぜこの業種が消えてしまったというと、現在の車には標準装備でスモークウィンドウになっているからです。

以前は丸見えの車内をスモークフイルムを貼って見えなくするために、自分でフイルムを購入して貼ったり、業者に施工してもらっていました。

これがディーラーの標準装備になったために、この作業が必要なくなり施工業者は減少してい行ったのです。

このように時代や環境の変化により消えゆく業種があります。

 

例えば酒屋。規制緩和で多くの店で酒が販売されるようになり昔からあるような酒屋はずいぶんと減りました。タバコ屋も同じように見かけなくなりました。

次にレンタルビデオ店です、ネット販売やオンデマンドの影響で需要が減少したと思われます。近所のレンタルショップもほとんど無くなり、私自身も最後にいつレンタルしたのかも思い出せません

同じように需要減少でこれから先、減りゆく業種といえばガソリンスタンドです。
EVやPHVなど電気自動車の普及によって需要の減少に歯止めがかからないと以前、新聞記事で目にしました。

もちろん原理原則で新しい職業が誕生すれば古い職業は減少することになりますが、様々な環境の変化で消えゆく職業は身近に存在します。 

 

 

5つの項目を軸に習慣を変える

成長するためには習慣を変えることが必要です。

この場合の習慣とは生活などでは無くビジネスに対しての習慣のことです。
 
そもそも習慣とは後天的に獲得された個体の反応様式(コトバンクより)と、あるように動機に伴い習慣化された行動のことになります。
 
目的意識を持つことで習慣化された行動を変えることができるようですが、身についてしまった習慣を変えると言っても抽象的なために掴みどころがなく抽出することが難しいとされています。
 
そこで習慣を測る5つのものさし軸を考えてみました。
 
(1)計画・・・立案、設定、課題の抽出
 
(2)情報・・・情報収集、ストック、結合
 
(3)思考・・・発想の転換、創造的な考え
 
(4)時間・・・スケジュール管理、時間の有効活用
 
(5)実行・・・統合した行動
 
これだけだと難しく感じてしまうので分かりやすくマラソンで例えてみますと。
 
 
(1)計画・・・来年の大会でフルマラソンで完走したい(目標を決める)
 
(2)情報・・・効率的なトレーニング方法を調べる(方法を探る)
 
(3)思考・・・体力の配分を考える(頭を使って考える)
 
(4)時間・・・トレーニングスケジュールの管理(期限に向けた時間管理)
 
(5)実行・・・トレーニングを開始する(行動に移す)
 
と、なります。もちろん結果が出なければ箇所を見直してトライ&リカバリーを繰り返します。
 
これらの5つの項目で「今まで」を振り返り「これから」を見つめて行くことで習慣を変える切っ掛けが見つかります。
 

紀伊国屋の「新刊買い取り」は失敗だったのだろうか

村上春樹の新刊「騎士団長殺し」が出ましたね。

そういえば2015年に紀伊国屋村上春樹の「職業としての小説家」が出版されたときに、初版の9割を出版社から買い取り自社店舗ほか他社の書店に限定して供給という、ネット販売に対抗した方法が話題になっていたの覚えていますか?

www.nikkei.com

今回の「騎士団長殺し」では、紀伊国屋の話は全く出ていないところからして、この戦略は失敗に終わったのだろうと考えられます。

当時の紀伊国屋書店社長の高井昌史氏の新聞でのコメントが手元にあります。

(販売)不振の一因は書店の努力不足にもある。一定期間売れなかったら本を取次経由で出版社に原則返品できる書籍の「委託販売」の下では、書店は売れなければ返品すればいいと考える。現状40%の返品率はあまりにもひどい。今回の買い取りは業界への問題提起。何かを変えないとこのままあえぎ続けて座して死を待つことになりかねない(新刊買い取りは)最後のチャンスだ。

 業界全体の覚悟も問われています、改革は痛みを伴うと言いますが新刊買い取りの効果は如何だったのかを知りたいところです。