自営業を成功させるための繁盛論

いつ潰れてもおかしくない瀕死の状態にあった自身の経営する店舗を立て直した私本人が、 個人事業(自営業者)に向けた小さな経営のための繁盛論を記しています。 開業後10年以上の生存率は数%といわれる厳しい現状で、創業15年を超えることができた「プロ自営業者」という肩書をもつ自営業者です。

マーケティング

集客ができている店と集客ができていない店

少々ブログから離れていた、この数ヶ月の間に近隣の飲食店(居酒屋)がバタバタと2件が廃業。 周辺のシャッター通り化がさらに進みました。 周辺の状況変化についてはコチラを hanzyou.hateblo.jp このような場所に残る居酒屋の大将(60代)と先日話す機会が…

授人以魚不如授人以漁

以前、身近な自営業者に経営が不調だと相談されて、立て直しのアドバイスをしたことがあります。 私自身の経験を元に話を進めていき、単に目先の集客を狙うのではなく安定した経営を持続させるためには「仕組みづくり」が重要だとアドバイスをしていきました…

GEになれなかった東芝

先日、日本経済新聞にあった「GEになれなかった東芝」というコラムに感心しました。 記事を引用し中略して紹介したいと思います。 東芝はなぜつまづいたのか。メイクマネーのやり方、つまりはビジネスモデルといわれる部分で明暗を分けるものがあったはず…

「行き詰った場合の対処法」虫眼鏡→ニンジン→リフォーム→望遠鏡

以前、新聞コラムにありました作家の沖方 丁氏の行き詰った場合の対象法です。 ①虫眼鏡最も対処すべきことにクローズアップし、それ以外は視界からも思考からも消し去る。時間がないときほど効果的(中略)かつて万里の長城の建設では、一部が完成したら何も…

主体変容で環境を変える

松下幸之助の主体変容という言葉が好きです。「周りの環境を変えたければ自らが変化をしろ」という意味合いの言葉です。 「どうせ世間の景気は個人ではどうしようもないから」と自営業の業績の悪さを人の(世の中)せいにしていませんか? こんな激動の時代…

ターニングポイント

私は30歳半ばで福岡大学商学部に通いました。 そこで経営ゼミに入り同じゼミの20歳前後の若い学生達と親しくなりました。 ある日その中の若い学生のひとりに「ターニングポイントはいつですか?」と聞かれたことがあります。 自営業を瀕死の状態から立て直し…

自営業にイノベーションは起こせるか?

イノベーションを定義したのは経済学者ジョゼフ・シュンペーターです。 シュンペーターはイノベーションの持つ非連続性に注目しました。非連続性とは「馬車を何台も連結させても汽車にはならない」「江戸時代の駕籠屋は後に黄金の駕籠屋ではなくタクシーにな…

立地の悪さを補う発想思考

我が店が在る周辺の立地の悪さを当ブログで何度も記してきましたが、昨年末にまたひとつの灯が消えました。 「突然ですが28日をもちまして閉店します」と隣接する居酒屋に貼り紙がありました。この数年は集客に苦戦している様子が伺えました。 『集客ができ…

保守にまわれば何も守ることはできない

「商売を軌道に乗せてディズニーランドに飽きるまで連れて行く」 瀕死の状態にあった商売を立て直すことができてから、家内とのその約束を守りディズニーランド&シーに数十回と家族で旅行しています。 また今回は事前抽選のカウントダウンチケットも手に入…

インプットでなくアウトカム(どれだけの成果を招くことができたか)

はてなブログを開始する前にやっていた旧ブログがあります。 現在は閉鎖して誰からも見れないようにしているのですが、旧ブログは34歳で大学商学部に通い始めた頃に同時に開設したものです。 420記事あり、たまに読み返すことがあります。今先ほども読み返し…

低価格路線で全方位戦略を選択した結果

今日はこの記事について 経営戦略の判断ミスが「顧客を置き去りに」する結果となってしまいます。 経営では大でも小でも規模に関係なく共通した認識なのですね。 しかし大塚家具は完全に道に迷った状態です。経営は顧客起点ではなく顧客の創造であることに気…

飲食店での機会損失を考える

先日、牛丼店Mに行った時の話です。 店舗入り口付近にある券売機に列ができていました。 見たところ私の前には4名づつの2つのグループなのですが、皆それぞれ券を購入するので8名並んでいることになります。 しかもすぐ前のグループは外国人で、券売機に慣…

差別化を図ることができる人は何かをやっている

タクシーを利用する度に「利用客が減少している」とよく耳にします。 規制緩和による増車での競争の激化とタクシー業界を取り巻く問題は深刻です。 まして勤務ドライバーは出来高払いなので所得減収に直結しているそうですので、景気の悪さを口にするドライ…

コンサルタント視点で朗読を聴く

毎週土曜日8時頃のNHKラジオ第一で放送されている「ラジオ文芸館」をたまにですが聴いています。 短編小説をアナウンサーが感情豊かに朗読してくれるという内容です。 以前、放送された「花丼」は忘れることができない名作でした。 ラジオ文芸館 より 作:明…

常識や先入観や偏見に囚われない

自営業経営にとって常識や先入観や偏見に囚われていると、見なくてはいけない真実が見えなくなります。 特に二代目や三代目の事業を継承した自営業者であれば、先代からの固定観念をも受け継いだ思考になってる人が多いように感じます。 元プロ陸上選手の為…

なぜ同じ表現なのに繁盛に差が出るのか

福岡と言えばラーメンと思われる方も多いとは思いますが、うどんも福岡を代表するソウルフードです。博多っ子の私ですが、ラーメンよりもうどんの方が好きで外食の回数も断然うどんが多いです。 因みに博多は「饅頭、うどん、蕎麦」の日本発祥の地です。博多…

コンセプトの10項目

コンセプトを具現化するのは大変な作業です。 先日コンセプトを引き出す10項目を教わったので備忘録としてメモします。 1.商品の存在理由 その商品は本当に必要か? 2.企業理念の確認 なぜ自社がその商品をつくらなければならないのか? 3.差異化要因 自社や…

店舗経営に不利な立地にある理髪店

以前ブログ記事にしました、当店の向かいの空きテナント。 結局、上記ブログ記事の内覧にきた方はこのテナントには決めなかったようです。 その後しばらくして向かい空きテナントが改装されはじめました。どうやら当店の並びにある理髪店が建て替えのために…

トランペッター的発想と経営との共通点

何年も前に中古で購入していたgetzen社のトランペット。いちども本番で使用したことがなく箪笥の肥やしになっておりました。 これから先も使うことはないだろうと思い手放すことにしました。 グリスやオイルをさして手入れしていると久しぶりに吹きたくなり…

自営業の生産性を考える

当ブログでは何度か料理提供の遅い飲食店の話をしました。 私がたまたま料理提供に時間が掛かる飲食店に遭遇する確率が高いのかもしれませんが、 「ここも遅い店か・・・」と思わせる店が本当に多いです。 そのほとんどが個人経営の飲食店です。 それに比べ…

ライバル多し歯科医院の過当競争

朝食を食べていると「ガリッ」と堅いものが。異物混入?と思い慌てて取り出すと、奥歯にかぶせていた銀歯が取れていました(笑) さっそく治療にと何年かぶりに近所の歯科医院へ。 この歯科医院1年ぐらい前に外装をリフォームしていたのは知っていましたが、内…

自営業での岡目八目

囲碁の格言に「岡目八目」という言葉があります。 傍らで見ている人の方が、碁を打っている当事者よりも八手先まで読むことができる。 という意味です。 つまり、碁を打つ当事者は勝負に関して欲が出てくるために判断が狂うが、傍らで見ている人は客観的に局…

自営業経営を車に例えてみる

経営の身構えもなく自営業で起業することは、仮免許の状態で高速道路を車でかっ飛ばすくらい危険を伴います。 ですが、走り出さないと気づかないことも多くあります。 実際に走り出して「意外とイケる人」がいるかもしれませんし、「即座に大事故を起こす人…

チャンスをつかめる人、チャンスをつかめない人

一昔前、店舗を構え真面目であれば成功できた時代がありました。 私も開業当初「真面目にコツコツとやっていれば、いつか報われる」そう信じて、真面目にコツコツとやり続けていましたが一向に報われることはありませんでした。 そんなダメ商売人がどうして…

自営業の戦い方を考える

「自社にしかできない仕事」、「自分にしかできない技術」を持っていれば誰とも競争することはないのですが、大半の自営業が大勢の中の1つだと思います。 その大勢の中で少しでも優位に立つために同業他社と戦わなくてはいけません。 スポーツにしてもゲーム…

勝ち残るために諦める

モノポリーの世界チャンピオン(日本人)が勝ち残るための術をラジオで話していました。 その中で、とても共感できた一言がありました。 立場が悪くなった場合、勝ちにこだわらずに直ぐに諦めることが大事。無理してもがいても情勢は悪くなるばかりだから。…

自営業の経営戦略はシンプル

誰でも、自らの強みについてはよくわかっていると思っている。だが、それはたいてい間違っている。強みを知る方法は1つしかない。フィールドバック分析である。 と、米国の経営学者ピーター・ドラッカーは教えています。 自分では「他店と違う」と思っていて…

自営業もフェラーリのように「高く」「狭く」「価値」を売る

イタリアの高級車メーカー「フェラーリ」 フェラーリの1日の生産台数は30台ほどで年間販売台数は7,000台以下に抑えられています。 トヨタの年間販売台数は1,000万台ほどですのでフェラーリの販売台数がいかに少ないかが判ります。 世界の富裕層からの注文が…

技術に自信があるのに集客ができない

知り合いやそのまた知り合いに頼まれ、経営不調な飲食店やヘアーサロン等の経営相談をボランティアで数店舗引き受けたことがあります。相談者は皆さん自身で開業した自営業者です。 相談者へのヒアリングで共通点がいくつかありました。それは「技術に自信が…

売上から考える「顧客の創造」

自営業を存続していくためには日々の売上が不可欠です。 売上高を見ることで経営の規模を把握することができます。 売上高は客数と客単価に分解されます。これを式で表すと売上高=客数×客単価となります。客数とは、自社を利用した顧客の数です。客数が多い…