自営業を成功させるための繁盛論

いつ潰れてもおかしくない瀕死の状態にあった自身の経営する店舗を立て直した私本人が、 個人事業(自営業者)に向けた小さな経営のための繁盛論を記しています。 開業後10年以上の生存率は数%といわれる厳しい現状で、創業15年を超えることができた「プロ自営業者」という肩書をもつ自営業者です。

小さいなりの戦い方

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スポーツキャスターで大相撲解説者の舞の海秀平 氏が以前ラジオで語っていました。

「最近の若手力士は、親方の指導を真面目に素直に聞くのだが、自分で考える思考をストップさせている力士が目立つ。

所属する相撲部屋の親方の指導は絶対だが、過去優秀な力士であっても優秀な指導者ではないのだから、その指導の全てが正しいとは限らないし、全てが自分に当てはまるとも限らない。

指導を鵜呑みにするのではなく、勝ち星を増やすための自分に必要なトレーニング方法を独自に探らなければいけない。

そのことに早い段階で気づかなければ、無駄なトレーニングを繰り返し、意味のない筋肉を増やすだけ。自分(舞の海)は、現役時は体が小さかったので、力で相手にぶつかると必ず吹き飛ばされてしまう。

それを補うための自己流のトレーニングと全く異なるスポーツを参考にして体の動かし方などのヒントを得ていた。」

と話していました。


現役時代、小兵というマイナスを補うための考えを磨いてきた氏の話しは、経営にも共通する部分が多いと頷けます。

なぜなら、小さいからこそ自分の立ち位置をしっかりと把握して、戦い方を工夫する必要があるからです。


マイケル・ポーター著「競争優位の戦略」にも、同質的な競争がひしめている場所では、価格競争に陥りやすく利益を確保できにくくなる。

そこから抜け出そうとすると競合も似たような戦略をとる。持続的な優位性を持つためには様々な打ち手を組み合わせながら可能にする(他者がやらない)独自の戦略が必要である、と指摘しています。


「真面目」に教わったことだけをする優等生では、勝ち抜くことはできません。


経営での強さを発揮するためには、自分の思考からうまれるプロセスが必要であると、今回の大相撲での話を経営と繋げて考えてみました。