自営業を成功させるための繁盛論

いつ潰れてもおかしくない瀕死の状態にあった自身の経営する店舗を立て直した私本人が、 個人事業(自営業者)に向けた小さな経営のための繁盛論を記しています。 開業後10年以上の生存率は数%といわれる厳しい現状で、創業15年を超えることができた「プロ自営業者」という肩書をもつ自営業者です。

差別化を図ることができる人は何かをやっている

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タクシーを利用する度に「利用客が減少している」とよく耳にします。

規制緩和による増車での競争の激化とタクシー業界を取り巻く問題は深刻です。
まして勤務ドライバーは出来高払いなので所得減収に直結しているそうですので、景気の悪さを口にするドライバーも少なくないのでしょう。

それなのに利用の際に次に繋がる営業をするドライバーに遭遇することがないのは「なぜなのか」といつも思います。

(もしかしたら法務的な理由があるのかもしれませんが…)

以前、心理学者でベストセラー「頭の体操」著者の 多湖 輝氏がラジオ番組で「タクシー乗務員との会話」について話ていました。

多湖氏は講演業の仕事柄やご高齢(85歳)のために、頻繁にタクシーを利用するそうなのですが、乗車する度に「景気はどう?」とドライバーに尋ねるようにしていると、ごく稀に成果を上げている仕事のできるタクシードライバーに遭遇することがあるそうです。

先日も乗車の際にいつものように尋ねると、

「お陰様で好景気です」と返事が返ってきたので、詳しく話を聞かせてもらうと「過去の乗車記録を自分なりに分析していますので」と手渡されたノートに季節・行事・天気・曜日・時間・性別・おおよその年齢などのデータがびっしりと記してあったそうです。

「その分析データを基にして、この日その場所に向かえば効率よくお客さんを獲得できるんですよ」

と、話すドライバーに感心したと多湖氏はラジオで話されていました。

単純な要素を分解してデータ化しているだけで特に難しいことをしているわけでもないですが、勘や運を頼りにしているドライバーと比べると明確な差が出ます。差別化を図ることができる人は何かをやっています。