自営業を成功させるための繁盛論

いつ潰れてもおかしくない瀕死の状態にあった自身の経営する店舗を立て直した私本人が、 個人事業(自営業者)に向けた小さな経営のための繁盛論を記しています。 開業後10年以上の生存率は数%といわれる厳しい現状で、創業15年を超えることができた「プロ自営業者」という肩書を勝手にもつ自営業者です。

自営業のマーケティング

先日、知人から「マーケティングを学びたいんだけど」と相談されました。

経営にとってマーケティングとは必要不可欠であるはずなのに、「マーケティングとは何?」と疑問を持つ自営業者は多くいます。

よくマーケティングとは「市場調査」や「統計」や「宣伝広告」と思われがちですが、それはマーケティングの一部分でしかありません。

また事業内容によってマーケティング要素は異なりますので、「これがマーケティングだよ」と一言でいうにはとても困難なテーマです。

相談された知人には、「先ずは書店に行きマーケティングの書籍を10冊ほど購入して、その10冊の中から共通項目を書き出す」ことを勧めてみました。

なぜ書籍を勧めたかと言いますと、マーケティングには専門用語も多いので専門書の説明の方が判り易いだろうし、解説者によって理論も異なることを配慮して複数の書籍を読むことを勧めました。

またマーケティングを学ぶためには強い意志が必要なので、本気度を測るためにもハードルを高めにした10冊の書籍を提案してみました。

 

私も経営が絶不調だった頃にマーケティングという言葉をよく目にしていましたので、「マーケティングを身につけることができれば経営を立て直せるんじゃないか」と色々とマーケティングについて調べたことがあります。

しかし調べたマーケティングをどう自身の経営に活かせばいいのかが全くわからずに挫折した経験があります。

 

その後、数年間掛けてどうにか経営を再建させることができました。そしてそのまた数年後に縁があり大学商学部に34歳から(09台)学生として通いました。

もちろん専攻は経営です。マーケティングをしっかり学ぼうと意気込んでいたのですが、残念なことに入学した年はマーケティングの冠がついた『マーケティング論』は1年間休講となっていました。

ですが翌年に再開されることとなり、念願の『マーケティング論』を受講することができたのです。「マーケティングを身につける」この目的を果たすために、再度意気込んで受講しました。

しかし講義の回を重ねるごとに「あれ?」「ん?」と不満が募っていきました。

大企業の過去の取り組みを解説するだけなら「これはマーケティング論でなくて、マーケティング歴史概論だよね」と。

20歳前後の若い学生向けだから手を抜いているのか?講義後に何度か教授の元に教えを仰ぎにいきましたが思うような意見は聞けませんでした。

結局、私には『マーケティング論』は時間の無駄でしかなく、この講義を途中(残り2コマ)で潔く捨てました。もちろん期末試験も受けてませんので単位も落としました。

私の場合『自身の事業に役立つための学び』といった目的で大学に通っていたために、単位など必要ないのです。いくつもの講義を同じように捨てました。

それでも大学というところでは『自身の事業に役立つための学び』を多く得ることができ、マーケティングに関しましては一見マーケティングとはかけ離れているかと思った、「観光」「サービス」「管理」「適応診断」の各先生方からマーケティングを教わることができました。

それから数年が経った今でもマーケティングについて考え続けています。マーケティングとは大きな総合的な物語を構築するのと同じで全体像を俯瞰しなければいけないし細部にも気を配ることが求められます。ですのでマーケティングにはストーリー性が切り離せないというのも頷けます。

これらの作業を大きな組織でやると合理的に各部署での分担になります。自営業の場合は経営者個人が行います。その抽出の違いが『マーケティング論』の云う大企業のマーケティングに対して強い不満を抱いた原因だったのだろうと今では思います。

 論理というより経験的に実務的な観点からオーダーメイドされた機能するマーケティングが自営業には必要なのです。私はこれを自己マーケティングと名付けています。

自己マーケティングは机上から生まれることはありません、自営業者本人で抽出しなくては実践に役立ちません。

 

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