自営業を成功させるための繁盛論

いつ潰れてもおかしくない瀕死の状態にあった自身の経営する店舗を立て直した私本人が、 個人事業(自営業者)に向けた小さな経営のための繁盛論を記しています。 開業後10年以上の生存率は数%といわれる厳しい現状で、創業15年を超えることができた「プロ自営業者」という肩書を勝手にもつ自営業者です。

自営業を継続する難しさ

もう随分と昔の話になりますが、私の高校時代の友人が家業のフラワーショップで両親と働いていました。(以下、友人はイニシャルのF)

家族三人とアルバイトで切り盛りする街の小さなフラワーショップです。

ゆくゆくはFが事業を承継していくのでしょう。両親から仕事のいろはを叩き込まれて毎日頑張っていました。

 

その頃、私は会社勤めのいわゆるサラリーマンでしたので、活き活きと働くFがとても輝いて見えました。

そんなFの姿を見ていると次第に「自分も起業して経営者になりたい」と強く思うようになり、いつしか起業することを目標としました。

 

その目標を25歳でクリーニング店を開業するという形で達成することができましたが、当ブログでも何度も記してきましたように商売を軌道に乗せることができずに廃業寸前のとても苦しい日々を送っていました。

そのような時期できしたので、Fとは全く連絡を取る気もありません。今の状況を見られるのが情けなかったのでFと距離を置きたかったのです。また、すでに繁盛している家業を承継するFに嫉妬があったのかもしれません。

 

そのような廃業寸前のクリーニング店を試行錯誤でどうにか自力で立て直すことができました。今までが嘘だったかのように商売は軌道に乗りました。

やっと商売に自信をつけた私は、久しぶりにFに連絡を取ろうと携帯電話にかけますが「現在使われていない」とアナウンスが流れます。

「携帯変えて番号も変わったのかな?」そう思い、共通の他の友人に電話をするとFについて衝撃の事実を伝えられました。

 

Fは先月に家族で夜逃げした・・・

 

後に周りの人たちに聞いた話なんですが、Fの店の前にあった大きなホールがある施設が全く違うところに移転してしまい、花を買い求めにきていたホール来場客達がすっぱりといなくなったのが経営に響いたようです。

おそらく事業を継続させるためによくない借金をしてしまい、逃げることを選んだのだろうと思います。

十数年経った現在でもFは行方不明のままです。Fとはもう、一生会えないのかもしれません。

 

今、思うことは「もっと早くFに連絡を取っていれば、商売を立て直す方法を教えてあげられたかもしれない」ことです。悔やむに悔やみきれません。

 

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