以前、タクシードライバーについて書きました。収益を伸ばしたいと考えるドライバーは多いはずですが、同じような行動がなぜできないのでしょうか。
何の仕事にしても変化しなければならないことを理解はしているが、行動に移すことができない人はいくつかのタイプに分類されているような気がします。
①知識を得ることで満足している
②意固地に自分の考えを曲げたくない
③失敗を恐れて行動できない
④変化を起こすことが面倒
⑤何から始めればいいのかが分からない
①はセミナーなどに足をよく運んではいるが自身のビジネスに応用ができていない人です。たとえ知識を得たとしても実行しなければ無意味で無駄なことです。知識を習得する自体が目的ならば学校の勉強と同じです。
②は技術職に多く見られます。前にこれについて書きました。
③はリスクを考え過ぎる人です。十分な計画ができていなくても、まずは行動を起こして様々な経験をしながら修正することが必要になります。もちろん行動することで間違いも起きますが、これを「なぜミスが出たのか?」を受け入れてリカバリーを続けることが重要です。
④は跡継ぎ経営者に多く見られます。確かに現状を変える行動にはエネルギーを費やします。しかし考えられる可能性があるのに面倒という理由で実行しないのは経営者として正しくありません。
⑤これは過去の私自身です。廃業寸前でどうにかして経営を立て直したいと強く思っているのに、何をどうしたらいいのかが分かりませんでした。
私が主催している経営勉強会(しばらくお休み中)で、この頃の話をさせてもらう時にいつもこのように伝えています。
この時、私は完全に道に迷った旅人でした。自分が立っている場所がどこなのかが判らず、どこに向かえばいいのかも判らない旅人だったのです。
そこで私はまず自分が立たされている場所を明確にすることにしました
【現状分析】
そして、どこに向かえばよいか目的地を明確にしました
【あるべき姿の設定】
次に、目的地までの道筋を決めました
【目標達成までのプロセスの確定】その結果、無事に目的地に到着することができたのです。
人にいろんな側面があるように、物事やビジネスにもいろんな側面があります、必要なことは柔軟な頭を持ち合わせて行動できるかどうかだと思います。