MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

糸をたぐりよせて合致を発見していく

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身体が鈍ってきたので天気の良い週末に、万歩程の軽いウォーキングに出かけた。


春のような暖かい気候。いくつか桜の名所を通ったが、まだまだ咲きそうな様子は無かった。それでも春は近づいて来ている、そろそろ厄介なスギ花粉ともおさらばだ。


いつもは車で過ぎゆく場所も歩くペースだと普段気づかない物を目にすることができる。


「珍しい名前の表札」 「落ちている片方の手袋」 「満車の宗教施設の駐車場」 「1億円近くで販売中の新築住宅」 「フル稼働の洗車場」 「住宅街から漏れ聴こえるピアノの音」


その途中、また業種が替わってしまっている飲食店に気がつく。確かこの10年間で4回くらい創廃業を繰り返しているテナントだ。現在はチェーン店ではない焼肉店になっていた、やはり集客に苦労している店なのであろう、昼時なのに客は1人も居なさそうだ。


一見よくある悪立地ではない。駐車場も7台有り、車も人通りも多い路に面した信号交差点の角地。並びには様々な業態の店舗が立ち並んでいる。少し先の幾つかの飲食店にはそこそこの客入りを確認できた。他店は集客できているのだ。


このような店が集客するために必要な事は何だろう?


店の存在を知らせる

小規模店舗の場合は広告費に予算をかけることはできない。低コストで存在を知らせる有効な方法を考えなければならない。クーポン紙や口コミサイトだけに頼らない自力のPRが必要。DM、ポスティング、SNS発信などなど


与えるイメージは大事

いつも流行ってなさそうな店には入りたくない。誰だってそう思う。演出するのも時には大切な販促。

 

他者から学ぶ

集客に成功している同業はもちろん異業からも学び取ることは大事。表から見るだけではなく実際に利用してみて良い部分は貪欲に取り入れる。


目玉商品はあるか

「これだけはどこにも負けない」看板メニューや独自のサービスがなければ武器を持たずに戦に臨むと同じこと。


リピートしてもらう

気に入れば繰り返し来てくれる。逆に言えば気に入らなければ2度と来ない。とても分かりやすいこと。顧客の立場に立てば「望んでいる」ことがおのずと見えてくる。

 

そんな事を考えながらウォーキングをしていると、あっという間に帰り着いた。

混沌を非混沌的に処理する境地の先触

ツイッターを見ていると、映画AKIRAの劇中に出てくる東京オリンピック開催迄147日 中止だ中止”の看板が挙がっているのを目にした。なんでも今日がその147日前だそうだ。

ずいぶん前の映画AKIRA、正直内容は全然覚えていないが近未来の若者の話でカッコいい赤いバイクが出てきた程度くらいしか記憶にない。そんなAKIRAがここにあったので改めて見てみることに。


(タイトルがAKIRA オリンピック 中止だ中止になっていた)※後日削除されていた

80年代の映画だが現在や近未来を的中している奥深い映画だった。

 

話をオリンピックに戻すが、正直言ってオリンピックが有ろうが無かろうが個人的にはどうでも良いこと。スポーツ全般に興味は全く無いので開催してもテレビはまず観ないだろう。

だがしかしオリンピックが中止となった場合に経済損失が発生することは否めない。回り回ってこの地方都市にも経済的な悪影響が及ぼすことは間違いない。

既にコロナウイルスによって経済や産業に多大な損失を与えている。街を出歩く人が驚くほど少ない。飲食店もスーパーも本屋もどこの店もがらんどうである。(開店前のドラックストアだけマスクを求める民が列をなしている)このまま消費ができない状態が続くと深刻な景気悪化になるのが恐ろしい。

 

 

今も昔も変わらなことを続けているトランペットと共に

昼間に旧知の友がいる楽器店にピストンバルブの調整をするためにトランペットを預けてきた。

2週間後に取りに行く予定だが、その間まったく練習しない訳にはいかない。暫く吹いていなかったGETZEN(ゲッツェン)トランペットを手入れして使うことに。

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このGETZENはラッカーを剥ぎ落とし他メーカーの部品を流用したオリジナル感満載のトランペットである。昔よく初めて会ったトランペッターに「それ、どこのメーカー?」と聞かれるのがちょっと嬉しかった笑

その頃、いくつかのバンドに入り演奏していたのはスティービー・ワンダージャミロクワイ近藤房之助などだったと思う。エフェクターとピンマイクを使ってエレクトリックな事もしていた20代だった。そのために一風変わった感じで人とは違ったルックスのトランペットを吹きたかったんだろう(おそらく)

 

このGETZENは中学校入学時に親に買ってもらったものだ。10歳からトランペットを吹き始めそれまでは質屋で買ったボロボロのスタンダードなヤマハを吹いていたのだから、新品のトランペットを手にできた瞬間は今でも鮮明に覚えている。

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(もう30年以上も前の写真なので他者もモザイク無しで載せる)

これは中学2年の時の晴れ舞台での写真だ。当時は少々ツッパっていたはずだが、今見ると幼くてあどけない顔をしているのが笑える。それにしても日焼けがすごい中学生だこと。

 

今まで数本のトランペットを所有しては手放してきたが、先日紹介したBachとこのGETZENだけは一生手元に置いておくことだろう。

 

ピストンバルブが不調

右手指3本で操り息の流れる菅を切り替えていくトランペットにとって音を変えるための大切なパーツ。それがこのピストンバルブ。

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本番前にしっかりオイルを注しているのに動きが鈍くなってきている。

最近のミストーンの大体60%はこれが原因だ。それがなくても40%ものミストーン…

 

もう製造年数が30年ほど経つトランペットなのでくたびれが出てもしょうがない。そろそろ修理に出さないといけない時期が来たのだろう。

長年使っている割には綺麗な状態を保っているBach(バック)トランペット。それはいつも大切に気をつけて使っているからである。なぜならこのトランペットは借り物だからだ。

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所有者は我が妻。出会った頃、19歳の彼女はこのトランペットを吹いていた。

そんな夫婦の想い出が詰まったトランペットを大切に使っている。