MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

動機とは

いつからバンド活動が再開するのかまだ目処は立っていません。

 

これが長く続いてくると、『練習してもモチベーションが上がらない(→)練習する気が起きない(→)サボりがちになる』こんな体質になってきます。

 

もにろん「楽器の鍛錬というのは日々の練習にある」ことは重重に理解しているのですが、練習に向ける気力が起きません。

 

きっと、このような人が今の世にごまんといるんじゃないのかな(苦笑)

 

プロであればコンディションを維持するのは仕事の内なんでしょうが、所詮こちらは「ド」が付くアマチュア

目の前にぶら下がるニンジンとまでは言いませんが、何事においても動機というのは本当に大切なんですね。

 

暇ついでに「動機とは」を調べてみると、、、

・ 人が心を決めたり、行動を起こしたりする直接の心理原因のこと

・行動、意欲を規定する根拠となるもの

倫理学で対象または目的の観念に導かれた衝動や欲望

・心理学で行動を引き起こす意識的、無意識的原因

・芸術活動創作活動のモチーフとなるもの

 

芸術活動というと少々烏滸がましいですが、音楽活動には動機がヤッパリ必要なのだな(妙に納得)

 

ここはひとつ好きな音楽を聴いて動機を促すとします。

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このオーティスはウイスキー・ア・ゴーゴーでのライブ盤でして、全曲通してアップテンポでオーティスとバンドの気力が伝わります。

この時のバンドは通常メンバーではなくツアーバンドの演奏だそうです。通りでサウンドが違う訳だ。さー練習しようっと^ ^

 

マトリックスとティファニー

週末にマトリックスシリーズの3本を立て続けに観ました。

 

既に内容はご存知ではないかとは思いますが、AIによって人類が支配されている世界を取り巻くSFアクション映画の金字塔です。

1999年の公開ですが時が経って観てもストーリーが新鮮がなことに驚きました。公開当初に私はネット環境どころかパソコンさえ持っていない時代ですから、当時はAI云々を正しく理解できようはありませんからね。現代で現実味を帯びてやっとマトリックスに追いついた感があります。

 

コロナの影響で公開が延びてしまったようですが第4作目の続編も期待できます。

余談ですが監督のウォシャウスキーは兄弟から性転換して姉妹になっているのですね。

 

名作を観ながら安物のスコッチウイスキーをロックを飲んでいると杯が進みました。

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多分10年くらい前の友人の結婚披露宴での引き出物が箱に入った状態で出てきたので使ってみると、これまた重みのある良いグラスで余計に飲んでしまいました(笑)さすがティファニーだ。

 

 

切ない胸に風が吹いていた18歳

1993年の27年も前の話です。

東京の中野でバイト生活をしていた18歳の頃、同バイトにいた男性(名前は覚えていないのでAにしておく)たしかひとつ年上で音楽の専門学校に通っていた。彼の専攻楽器はドラム(これはよく覚えている)

 

彼はバイト先の先輩だったので仕事を教えてもらうくらいで、そこまで親しい関係はなく単なるバイト仲間。しかしシフトが重なることが多かったので休憩の時などに世間話程度はしていました。

 

Aは実家暮らしではあったけどバイトをして小遣いを稼いでいるよくいる学生。小遣いが足りなくなるとたくさん所有しているらしいCDを友人知人に売ってやりくりしていると話してました。

そんな流れである日「CD買ってくれない?」と持ちかけられて、サザンの新し目のアルバムCDを3枚買うことに。ちょうどその少し前に秋葉原でCDラジカセを買ったばかりでした。ちなみに住んでいた四畳半風呂なしトイレ共同おんぼろ木造アパート立花荘では布団1組だけで生活していてテレビはまだ持っていませんでした。

バイトの仕事内容は中野の工場での作業が中心で、日に2回新宿落合の支店に車で荷物を運ぶのですが、なんとこの時の軽貨物車両はエアコン無し車でした。

1993年当時は東京で部屋にも車にもエアコン無しで生活ができたのですから、今では絶対考えられませんよね。

 

でどうしてこんな昔の話をしたかと言うと、Aから買取ったサザンのCDを先日片づけ中に見つけたので今日車で聴いてみました。

「切ない風が吹いていた」の8小節のシンセのイントロを聴いた瞬間に色々と過去を思い出してしまいました。切ない風が吹いていた18歳の頃を

 

前にも書いたと思いますが、バイトが終わって中野駅前にある中野サンプラザの横の広場でいつもトランペット吹いてました。今考えるとすごい場所で吹いてますよね、当時は他にもサックス吹きやトロンボーン吹きがたまに練習しにきていましたよ。これ↓まさにこの時の写真です。

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でAの話ですが、音楽学校に通ってドラムをやっているAでしたが、音楽の話をしてもジャンルが違うせいかそこまで盛り上がりませんでした。


そんなある日、Aが音楽仲間に会わせたいと言うのでバイト終わりについていったら、、、
某宗教の青年部の集まりでした(笑)何が音楽仲間じゃ!

そんなこともあり東京ではひとりで吹く以外に音楽活動は一切しませんでした。

 

その二ヶ月後には中野のバイトを辞めて千葉県佐倉市で住み込みで建設業のバイトをします。
当時の佐倉駅周辺は東京のベットタウン計画で建設中の建物以外なんにも無いゴーストタウンでした。今ではそれらが建ち並んで全然違う風景になっていることだと思います。

 

 

結局は元の鞘に収まる

以前から知ってはいたのだが正直に言うと知らないふりをしていた。いつか誰かに紹介されるのを待っていた。また向こうから自分のところに転がり込んでくる日を漠然と考えていた。

 

出会いにおける必然性というのは自立した概念なのだ。

それはロジックやモラルとは別の成り立ちをしているのだから、付き合いというのはあくまで役割としての行為で必然性というのはそこに存在するべきなのだ。

 

たとえ今ある全てを壊してでも受け入れたのはそんな考えだったのかもしれない。

 

果たして結果的に善となるか悪となるかはお互いの相性しかない。だがそうするしかなくそれ以外には考えられない。

けっして流れで決めたのでは無い。自分の意思で決めるのだ。

 

 

手に収めるまでは色々と想像を膨らましていた「俺らしく生きるためにはこいつしかダメだ」と。

 

なのに、なのに愛しつづけることはできなかった。

 

 

 

結局は元に鞘に収まることになった。

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期待していたマウスピースが自分には合わなかったという話を回りくどく^^;