「いつでも楽器の練習ができる防音室」は楽器奏者の憧れです。
私はトランペッターですので「いつでもトランペットが吹ける防音室」があればもっと上達できるのではないだろうか、といつも考えていました。
管楽器が練習できる防音室ってこんなのです。
楽器メーカーのY社、K社からも防音室が販売されていますが、金額が非常に高い。
その価格1畳ほどのサイズで数十万円程…と、防音室を手に入れるのは夢のまた夢なのです。
価格を抑えた素材の簡易防音室もあります。
段ボール素材のためにトランペットの全開音では音漏れは間違い無いでしょう。
そこで「既製品でなく自作してみてはどうだろうか」と、ネットで検索してみると、
結構、自作防音室マニアさん達がいらっしゃいました。
DIYでも本格的な防音を施すことができ、しかも材料費と工具の購入だけの低予算というのが魅力的ではありませんか。色々と情報を収集していると自分でもできるような気がしてきたのが始まりでした。
ちなみに私はDIY初心者ですが、苦労の末になんとか完成させることができました(笑)
そんな最高の環境であるマイスタジオをDIYで完成するまでを紹介していきます。
防音室に興味があったり、これから防音室をつくりたい方の参考になれば嬉しいです。
防音室の制作場所は床の間つきの6畳和室。ここは仕事場の事務所&物置として使用していました。
当初この和室部屋すべてを防音室にしようと考えたのですが、壁や床や天井の遮音材、吸音材、木材で防音壁の厚みを十分にとるために資材コストがかなり掛かることが予想できます。
ならばこちらの押入れを有効に使って約2畳ほどのスペースで防音を整えるのが賢い選択だと判断しました。しかも押入れの梁などの基礎部分を利用することで資材コストも抑えることができそうです。
押入れの中身をすべて取り出すと、部屋が収納物で埋め尽くされました。恐るべき押入れの収納力です。まずは断捨離が開始早々の作業です。
押入れ収納物の断捨離がやっと終了し、次に取りかかるのは畳の除去です。
この部屋は洋室風にロールカーペットをひいておりましたのでコレを巻きとると、約15年ぶりに畳が現れました。
大きな畳を動かしてみると、、、
畳の下には下地のコンパネ、これが風化して所々に隙間があります。
どおりで、この部屋の冬は隙間風が吹いて寒かったわけです。
次に押し入れの底床を解体します。
ご覧のようにノコギリとバールの原始的な道具でせっせと解体していきます。
うすいべニア底床の下は基礎になるのですが・・・
動物の屍とかありそうな雰囲気でしたが、なにもなくてホッとしました。
ブロックに穴が空いた通風孔。寒さの元凶はこの基礎のようです。
※防音室制作について
あくまでも私の個人意見を主としてブログしております。いかなる場合も責任は負えませんので自己判断で参考にしてください。