福岡ビル(通称:福ビル)が無くなるそうです。
福ビルの一階には、「ヤマハ」がテナントで入っており、学生時代にトランペット四重奏や小冊子の交響曲スコアなどを買いに行ってました。
大人になってからは、同じフロアにある文房具店の「とうじ」では万年筆のインクを買い求めに行っておりました。
現在、築60年近くだと知りましたが、私が学生時の25年前でも既に古めかしい建物だったのが頷けます。
ニューヨークやパリやミラノでは築100年以上の建造物で統一された街並みを造っています。
何故、日本の建造物は長く保つことができないのでしょうか。
もちろんこのように維持費用が掛かるのが大きな問題なのかもしれません。国の重要文化財にでもならない限り、民間での維持は困難なのかもしれません。
そもそも古い建造物に対しての諸外国と価値観が違うのだと思います。
今回の福ビルの場合は、老朽化だけの問題でなく規制緩和による都市計画の一環で取り壊されるのも、歴史ある貴重な建造物を大切にしない日本的な考えなのかもしれません。