MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

スランプはある日なんの予告も無しに突然に訪れる

身体にはバイオリズムなる心身の状態を表す波があると言います。バイオリズムの周期的なパターンに沿って体調コンディションが浮き沈むそうです。

トランペットを演奏するにも調子の浮き沈みがあるのだと、ここにも何度も書いてきました。

スランプはある日なんの予告も無しに突然に訪れるのです。実は最近やや軽いスランプでした。

前日まで調子良く吹けていたのが一晩経つとスランプになったりするのですから恐ろしい事です。スランプのせいで本番で上手く吹けずに辞めてしまいたいと何度も思って来ました。

 

スランプになる大半の原因は唇の状態によるものだと思います。ご存知のようにトランペットのサウンドはバジィングという唇の振動によって作られます。なので唇に望ましくないことが起きると、唇が本来の働きをしてくれなくなるのだろうと考えています。正確には唇だけでなく周辺の筋肉、内口の開き、舌や顎の動きも含めて。

それは自分ではまったく気がつかないくらいの微妙な違いだと思います。

 

スランプが無いトランペッターなんていません。知り合いのリスペクトしているペッター達からライブ後に「今日はめっちゃスランプだったけど、客席で聴いてて大丈夫だった?」と聞かれることはしょっちゅうあります。

 

そして、それはある日突然に解消します。さっき防音室で吹いてきましたがスランプ明けしていました。何事も無かったようにスランプはどこかに去っていました。

 

トランペットを35年間吹き続けていますが、きっとこれからも永遠とスランプを繰り返していくのです。

そんなスランプ中は無理に吹こうとせずに軽め短めの練習で済ませて、トランペッターのカッコいい動画を観て過ごすのがお勧めです。そうすれば「やっぱりトランペットは素敵だなー」と思うはずですから。

 


Cantaloupe Island featuring Herbie Hancock / Blue Note Concert Live - HD

 

もし本番を控えた時にスランプに遭遇してしまった場合は、気合と根性で乗り越えてください… スランプをリカバリーできるようになるプレイヤーを目指しましょう^^;