ジョン・コルトレーン/GIANT STEPSはライナーによると録音が1959年とあるのでので61年前の作品になる。
GIANT STEPS発売60年を記念し特集したジャズ雑誌を昨日読みました。
コルトレーンがアトランティクスに移籍して最初のアルバムがこのGIANT STEPSになるそうで、コルトレーンは「サークル・オブ・フィフス」を用いてGIANT STEPSを作曲したとあった。
サークル・オブ・フィフスとはオクターブを長三度の単位で三分割するサイクルで作られた旋律。コルトレーンはこの手法をヒントを得て正三角形の調性なサイクルが宗教的なバランスを象徴しているとしてGIANT STEPS作曲する際の基礎とした。
とその本には記してあったがちんぷんかんぷんで凡人には全く理解できません...
要するに基本となるコードキー音と和音をできるかぎり分割して結びつけた音から転調を繰り返していくのだと腑に落とすことにしました。
【コルトレーン直筆のサークル・オブ・フィフス】
もともとのコルトレーン独自の手法「スリー・オン・ワン・コード・アプローチ」と組み合わせて可能な限界が極めつくされコード進行に基づくコルトレーンの即興であるアドリブソロワークは圧巻です。あらためて音盤を聴くと再発見が幾つもあり感動しました。
さてここから本題に入ります。巨星コルトレーンを前振りにしてしまいましたが、、、
10/12のライブに向けて先日スタジオリハに入りました。この日は2ステージのワンマンライブとなるのですが、この中の1曲で16小節のソロを頂戴しました。
突如ふられたソロはダメダメでした。そうです何を隠そう即興が苦手なのです。そもそもクラシック上がりなので譜面を見続けてきたプレイヤーなわけなので「自由に演ってくれ」と言われても順応ができないのです。バンドマンになってからは譜面とは決別したけども。
ソロは持ち帰ってフレーズを完成させました。即興でない仕込みソロを悪く言ってはいけません。要は結果ですカッコよく決めれば良いのです。当日は中洲JAMPの観客を沸かせてきたいと思いますよ。バンドサウンドと我がソロでね。
しかし即興が出来るようになることは課題です。トランペットを35年吹き続けていますがこれからも向上心は絶えることはありません。もっと引き出しを増やしたいと思います。