1960年代製の調子の悪いオープンリールを父から貰ったのでメンテナンスを試みました。
早速パネルを開けてみたところ、構造はいたってシンプル。
よく目を凝らしてみるとあるべきゴムベルトが2本ついていない事に気が付きました。
赤ペン印の巻き戻しベルトそして緑ペン印のカウンターベルトがありません。
手持ちのベルトを代用させれば駆動には問題ないようですが、CDプレイヤーなどに使用する細めのベルトだったのできっと長くは持たないでしょう。そのうち適した太さのベルトを購入したいと思います。
軸に注油し、ヘッドをクリーナーで掃除をするとちゃんと音が出ました。巻き戻しもカウンターも正常に作動。
パネルを磨くがあまりキレイにならなかったので艶消しブラックの缶スプレーで塗装。
父から事前に借りていたミュージックテープがしっかり再生出来ました。
空テープに録音してみたところ右チャンネルが正常に録音出来ませんでした何か問題があるようです。暇な時にまたメンテナンスを試みてみます。
レコードもそうですがオープンリールも再生までの作業にとても手間が掛かります。ボタンひとつで操作ができるデジタルにはないアナログ機の魅力だと思います。手間は音楽を大切に聴くための儀式のようなものです。