MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

何のためにやっているのか

「何のために働くのか」と尋ねられればこう答える、生きるため、家族を養うため、未来のため、自分の仕事で誰かに喜んでもらえるためだと。

好き勝手に自由な働き方をしている自営業だが、もし立ち止まり後退しようものなら簡単に終わってしまう。今までそんな人達をたくさん見てきた。

結果を伴わない限り評価には値しないという厳しい現実と隣り合わせにいる。

開業当初から数年間も低迷を経験しただけに尚更に緊張感を持って仕事をしている。

側から見れば自由にやれて羨ましがられることがある、確かに意思決定の全ては自身にあるので自由でやれている。リスクをとっているから自由なのかもしれない。

 

では、趣味はどうだろうか? オーディオを趣味にしているが、機材や掛けられる金額などの限られた環境の中で好みの音質で聴きたいと思っている。レコードも同じように好きな音楽を聴くために収集している。

トランペットはどうだろうか? 10歳から吹き始めたトランペットを未だにアマチュアで趣味として続けているのは好きだから以外に考えることはできない。単に1人で吹いていても何も面白くはなく、楽しむためには所属する場が必要になる。

その活動の場が今はバンドになっている。

技術の維持そしてさらに向上させるために防音室を作ってまでやってるのだから、結構本気な趣味なのだ。

 

先日のライブでメンバーの1人が酒に酔って散々なステージとなった。歌詞も間違いばかりで構成もグダグダになる始末。毎回、多少なり飲酒はしているのだけど今回は特に酷かった。リハーサルから既に飲んでいたのでかなりの量を飲んでいたのだろう。

あんなステージだと、各自が時間を作って毎週スタジオに集まり真剣に音作りしていることが無駄になる。しかもお金を払ってきているお客さんにも失礼な行為だと思う。

その昔20代の頃、ライブ前に酒を飲んでステージに立っていた頃がある。一緒にやっていた管奏者から「酒を飲んで気持ちよくなれいるのは自分だけ」と注意されて(よほど酷い演奏をしてしまったのだろう)それ以来ほとんどライブ前に飲酒はしなくなった。

若い時は多少なり酒の失態も許される事もあると思うが、メンバー皆いい歳なんだからしっかりやって欲しい。因みに最年少は46歳の私だ。

ベストを尽くしたライブ後に飲むビールの方が絶対旨いに決まっている。その一杯のために尽力しているのだから。

f:id:hanzyou:20201215165613j:plain