MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

5つの項目を軸に習慣を変える

成長するためには習慣を変えることが必要です。

この場合の習慣とは生活などでは無くビジネスに対しての習慣のことです。
 
そもそも習慣とは後天的に獲得された個体の反応様式(コトバンクより)と、あるように動機に伴い習慣化された行動のことになります。
 
目的意識を持つことで習慣化された行動を変えることができるようですが、身についてしまった習慣を変えると言っても抽象的なために掴みどころがなく抽出することが難しいとされています。
 
そこで習慣を測る5つのものさし軸を考えてみました。
 
(1)計画・・・立案、設定、課題の抽出
 
(2)情報・・・情報収集、ストック、結合
 
(3)思考・・・発想の転換、創造的な考え
 
(4)時間・・・スケジュール管理、時間の有効活用
 
(5)実行・・・統合した行動
 
これだけだと難しく感じてしまうので分かりやすくマラソンで例えてみますと。
 
 
(1)計画・・・来年の大会でフルマラソンで完走したい(目標を決める)
 
(2)情報・・・効率的なトレーニング方法を調べる(方法を探る)
 
(3)思考・・・体力の配分を考える(頭を使って考える)
 
(4)時間・・・トレーニングスケジュールの管理(期限に向けた時間管理)
 
(5)実行・・・トレーニングを開始する(行動に移す)
 
と、なります。もちろん結果が出なければ箇所を見直してトライ&リカバリーを繰り返します。
 
これらの5つの項目で「今まで」を振り返り「これから」を見つめて行くことで習慣を変える切っ掛けが見つかります。
 

紀伊国屋の「新刊買い取り」は失敗だったのだろうか

村上春樹の新刊「騎士団長殺し」が出ましたね。

そういえば2015年に紀伊国屋村上春樹の「職業としての小説家」が出版されたときに、初版の9割を出版社から買い取り自社店舗ほか他社の書店に限定して供給という、ネット販売に対抗した方法が話題になっていたの覚えていますか?

www.nikkei.com

今回の「騎士団長殺し」では、紀伊国屋の話は全く出ていないところからして、この戦略は失敗に終わったのだろうと考えられます。

当時の紀伊国屋書店社長の高井昌史氏の新聞でのコメントが手元にあります。

(販売)不振の一因は書店の努力不足にもある。一定期間売れなかったら本を取次経由で出版社に原則返品できる書籍の「委託販売」の下では、書店は売れなければ返品すればいいと考える。現状40%の返品率はあまりにもひどい。今回の買い取りは業界への問題提起。何かを変えないとこのままあえぎ続けて座して死を待つことになりかねない(新刊買い取りは)最後のチャンスだ。

 業界全体の覚悟も問われています、改革は痛みを伴うと言いますが新刊買い取りの効果は如何だったのかを知りたいところです。

「行き詰った場合の対処法」虫眼鏡→ニンジン→リフォーム→望遠鏡

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以前、新聞コラムにありました作家の沖方 丁氏の行き詰った場合の対象法です。

 

①虫眼鏡
最も対処すべきことにクローズアップし、それ以外は視界からも思考からも消し去る。
時間がないときほど効果的(中略)かつて万里の長城の建設では、一部が完成したら何もない場所へ移動し作業したという。巨大な全体像が見えると、今の作業がちっぽけに思えて意欲を失うからだ。

②ニンジン
馬の目の前にぶら下げて走らせるという、よくある喩えである。「ご褒美」を用意しておく。

③リフォーム
虫眼鏡ニンジンも効果がないときは、現実を楽しみ笑えるように何とか頭の中を模様替えする。視点を変え考え方を変えてのち、虫眼鏡とニンジンを再び試す。

④望遠鏡
考えられる限りの最高最大の目標を設定することで、達成感と成功体験によるモチベーション低下を防ぐ。

 

氏がライターズブロックに衝突した際のスランプ対処法を記していた内容ですが、自営業を進めるための企画書や広告ツールなどを作成する場合にも応用できる対象法ではないかと思います( ..)φ