MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

THE FR.づくしの週末。

GR86の3000Km慣らし運転を終え、各所オイル交換をしてから正式な慣らし運転の終了となる。

そのオイル交換をどこにするかで頭を悩ませることとなった。どうせ頼むならGR86に詳しいチューニングショップと付き合いたい。

 

昔通っていたショップは残念ながら既に廃業している。比較的近くにあるショップはレース車両を手掛けているが旧車がメイン。

他にネットで探してしてみたが近隣には「ここだ」と思えるショップが無い。

 

それならば、もうここしかない。GR86に詳しく、86カップレースにも参戦している「丸田小屋」である。

朝倉郡という場所にあり我が家から1時間以上掛かるが選択の余地はない(苦笑)

事前に予約をして土曜に伺う。エンジンオイル、オイルエレメント、ミッションオイル、デフオイルを交換してもらった。中々高額なオイルで、価格も結構な金額になったがスポーツカーに乗る以上そんな事を気にしては駄目なのだ。

 

さてこのGR86という車はトヨタだがスバル製なのだが、この車両は大きな問題を抱えている。エンジン製造で使用されている液体ガスケットのカスがエンジン内で循環しているオイルをストレーナーという箇所で詰まらせてしまうのだ。

この現象でエンジンオイルが循環しなくなりエンジンブローを引き起こす、というあってはならない問題を持っているのだ。

この問題を解消するためにも、専門的に対応してくれるショップが必要だった訳だ。丸田小屋は過去に10台以上のGR86のストレーナー詰まり作業をしてきたそうで信用度はかなり高い(ほとんどの車両が詰まりを起こしていたそうだから恐ろしい)。そしてこの問題が公に話題になる前に自社が所有するGR86をレース出場の際にストレーナー詰まりでエンジンブローさせて原因を追求したという経験を持つ。

 

今回はオイル交換だけの依頼だったが、次回はストレーナー詰まりの確認(エキマニ外してオイルパン外しての大作業)と、その対策のためのバッフルプレートというパーツを取り付け、そして足廻りのアライメント修正の打ち合わせをした。

 

そして代表の丸田さんと話せて嬉しかった。今は本格的なレースをされているけど、昔からドリフト界の有名人だもんな。「昔よくオプションビデオで見てました、自分も丸田さんの180SXみたいにシルバーに全塗装してました」とかミーハーなこと話をしてしまった(笑)

この車両は同じカラーだが丸田小屋のGR86。昔の180SXといいこのGR86といい丸田さんと同じカラーだっ。

慣らし中はエンジン回転数を3000以内に縛っていた、オイル交換が済み回転数縛りを解放し全開でアクセルを踏む。水平対向エンジンが唸り物凄いトルクが発生する。これがGR86本来のポテンシャルなのかと感動した。

 

 

そして翌日の日曜は友人に誘われて、GRガレージに訪れた。友人はここGRガレージでGR86をオーダー中で只今納車待ち。

この日はGRガレージのイベントで屋上でBBQをご馳走になった。初めて訪れるGRガレージ、駐車場にはイベントにやって来たGR86やGRスープラばかりだ。どのオーナーも中年ばかりだったのは言うまでもない。もちろん私もその一人だ(笑)

 

 

まあ問題を抱えている車ではあるが、GR86を世に出してくれてありがとう。本当にそう思える素晴らしい車だ。

 

 

SL撮影、とんこつラーメン、紹興酒

2週間前に納車された仕事車。新車慣らしとドライブを兼ねてSL人吉の撮影ロケハンに行ってみた。同伴者はいつも一緒にレース撮影に行っている仲間。

人吉の路線は数年前の水害で壊滅状態になってしまい、現在は熊本駅鳥栖駅間の鹿児島本線を走るSL人吉

老朽化のために3月で引退が決まっている鉄道なので、走っている姿を見られるのも残りわずかとなっている。

サーキットを何周もする自動車レースとは違い、鉄道撮影は一度きり。そしてレールに沿って決まったラインでやって来るのに撮影は難しい。

更にはレース撮影に特化した手持ちの機材では撮れる構図が限られてしまう悩みもある。

 

そんなことを思いつつも快適にマニュアルトランスミッション(走りの5速ですよ)を操作しながら、いくつもの細い裏路地を越えていき撮影地点を回ってみた。

そして、SL人吉を迎えたのは作例でよく見た撮影地のひとつ。

100年以上も運行してきた機関車はとても綺麗にしてある機体だと感心する。

高速道路に乗りSL人吉を先回りして終点の鳥栖駅の手前に移動。

ここで本当は鉄橋をバックに撮りたかったのだが撮影場所に柵が設けられていて立ち入ることが出来なかった。しょうがなく筑後川に架かる鉄橋横から撮影してみたが駄作となった。

撮影後は冷えた身体と撮影の難しさで冷えてしまった心を久留米ラーメンで温める。

また近く、SL人吉を撮影に訪れる予定。撮影場所は熊本内で絞り込んだ方がよいことをこのロケハンで知った。

福岡に戻り、撮影仲間と馴染みの町中華へ。熱燗の紹興酒が旨い。飲み過ぎる前に早めに家路に着いた日曜の夜だった。

 

誰がために続けているのか

昨日、所属するビッグバンドのワンマンライブがあった。初っ端のオープニングにソロを吹くことになった話↓そのソロが結果どうだったのかという事について書こうと思う。

このソロは、カウント・ベイシーの超有名曲で誰もがよく知っているソロフレーズ。短いソロではあるが私のようなジャズ初心者でなくとも難しいと後から聞いた。簡単に受けてしまったが、後々引き受けたことを後悔することになるとは、、、、

このソロの難しさは前半スタッカート、後半レガートの2つの構成に分かれハイトーンを交えたメロディ。そして伴奏に合わせようと聴き過ぎるとシンコペーションに引き込まれテンポを失ってしまう。

これまでリハでバンドとソロを合奏できたのは、たったの4回(↑の記事を含む)もちろん毎日ソロフレーズをしこたま練習していたのだが合奏ではどれもイマイチな演奏しかできなかった。

それでも来る日も来る日も個人で猛練習をした、その他に14曲あるがとにかくソロを中心に。

だが本番1週間前のリハでも満足いける演奏はできなかった。個人練習では完璧に吹くことができるだけに辛い。

「このまま吹けないかも」と、夜中目が覚めて不安に思う日が続き、考えるだけで手に汗が滲むように。そんなことを考え出すと過去の大きな失敗した経験を思い出してくる。

駄目だ、このままでは間違いなく失敗してしまう。どうにかしなければ…

 

そもそも何故トランペットを吹き続けているのか、それは好きだからであり学生時代にやり残したことを追求するためだ。だから「お前は音楽が好きなんだろ」だったら楽しめば良いだけじゃないか。そう何度も自分に言い聞かせた。

 

そして、ライブ当日のゲネプロが始まった。ケツ曲から順に触りだけリハが続き、とうとうオープニング曲の順が来た。バンマスが「頭からラッパのソロまで流す」と言う。

カウントで曲が始まり小節が進み次第にソロ部分へとくる、リズムに合わせて身体を動かす「そうだ楽しいんだ」そう考えながら出番を待った。

 

ソロが終わると同時にゲネプロが終わり、バンドメンバーが皆こちらを向いて拍手をしてくれた。手応えは自分が一番感じていた、力量の120%が出せたような気がした最高のソロが吹けた。

 

このまま本番でも吹ける。もう自信しかなかった。

本番では満員の観客の中、心地よい緊張感の中でソロを吹き終えることができた。

今回のライブには父親がカウント・ベイシーが好きなので両親を招待した。父親にはソロのことは黙っていたのだが、しっかりと動画を撮影していて、ライブ後に動画を送って来てくれた。今朝見るとソロ後に「おおー」と父親が唸っていたので、よいソロだったと思ってくれたに違いない。

 

ライブ後の打ち上げで多くのメンバーにも「いいソロだった」と声をかけてもらえた。そして打ち上げのビールが最高に旨かったことは言うまでも無い。

 

スーパーGT撮影、高級焼きそば、慣らし終了。

書き記したいことがたくさん溜まっている。何だかんだと慌ただしくて、ブログ更新まで手が回らない。

とりあえず先日行ってきたスーパーGTの予選と決勝の撮影について記します。



GT300の4号車の谷口選手、30号車の織戸選手は峠からレース界にに登り詰めたドライバーなんで両者共リスペクトしている。レース前のピットウォークイベントで織戸選手からサインを貰えたけど、谷口選手のグッドスマイルレーシングは人気があり過ぎてサイン受付は既に終了していた。ドライバー目当てと言うより初音ミクのファンが多過ぎなんだよな。

 

低速シャッターで流し撮り

 

画角を変えながら試行錯誤

 

レース終盤でのGT500を制した36号車を流し撮り

 

大分県日田の名物焼きそばを食して撮影終了。湯気でいい感じにボヤけている(笑)

 

予選、決勝の2日間は両日とも早朝3時出発の日帰りの撮影旅であった、その甲斐もあり愛車のGR86がとうとう慣らし運転終了を迎えることができた。4月末の納車なので約半年、月に数回しか乗れないけど、ここまで長かった。