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音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

職業には寿命がある

知人が最近、西村亮廣氏の講演会にいって感銘を受けたとSNSで語っていました。

知人のSNSを一部抜粋

「職業には寿命がある!」ということ。

AI時代になり、これまで必要だった職業は無くなり

大事なことは職業を生み出す創造力でしょう。

と、西村氏は話していたそうです。

 

私も、この「職業には寿命がある」を以前から意識しています。

自身で創業した事業も今年19年目に入り、開店当時は苦労がありましたが、今では順調に事業を経営できています。それであっても近い将来この業に寿命が必ず訪れるだろう、と読んでいます。

ここ数年で個人事業を中心とした同業他社が次々に廃業しています。廃業理由は諸々あるとは思いますが、利益がしっかりと取れていれば、どうにかしてでも続けるはずです。事業を継続できる力を失い利益を上げることができなくなったために廃業していっているのだと考えられます。

この土地だけではなく全国的に同業が次々に廃業や縮小していっているのですが、総務省による業種別の人口世帯数から割り出した、集計データを見ると毎年大幅に下がっています。

全国的に事業件数も減り収益も減っているのを見れば、この業自体が衰退し職業の寿命が尽きる日が近づいているのは明確です。

 

また「AIの時代」と西村氏が言うように

21世紀に入ってインターネットが普及し、誰もが簡単に大量の情報を有するようになりました。それと伴い消費者個々の価値観や感覚の尺度も急速に変化していく中で、今までの仕事(職業)が必要とされなくなるのは自然なことだと思います。

 

そうなれば吹けば飛んでしまうような私のような自営業は、すぐに消滅することでしょう。

「生き残るために今のうちに経営を強化しておく」そう提唱している同業者・関係者も周りに大勢います。

もちろん言っていることも理解できますし大事なことだと思います。しかし、延命処置で職業の寿命を延ばしたとしても一体どれだけ生きれるのでしょうか?

 

このような事を考えていると、将来が物凄く不安になります。もし、これから数年後に自営業を廃業したとします。人手不足の時代ですから自営業あがりの中年を雇用してくれる企業はきっとあるでしょう。しかし自分が望むような職種・年収・労働条件を得られることはまず無いでしょう。

 

だからこそ自分の職を守ために攻め続けることが必要なのです。実は去年から異なる新たな事業をすでに準備しています。

これから勝ち残るために私はこの新事業を育てていきます。これからも自分らしく生きていくために。