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音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

DIYで自作防音室を手に入れる③

床づくりはまだまだ続きます。

前回の仕上がりの上からさらに遮断シート+コンパネの組み合わせで合計3層にしました。

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床の防音については低度と言いながらも結構しっかりと施工しています。

(床をしっかりと施工したことが後々助かるとは…低音楽器のベース音は下に抜けます)

 

次は押入れ部分の壁に着手です。

まずは石膏ボードを押入れ壁のサイズに合わせカット(カッターで切断)してビス留めします。

この石膏ボードの施工がなかなか大変でした、、、とにかく重くて壊れやすいのです。

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石膏ボードは大きいのでカットもしづらく、カット中に粉になった石膏が散乱して床が白く粉吹いてます。

苦労の末、どうにか押入れ側の壁4面に石膏ボードを貼り終えました。

またまた隙間をコーティング剤でちまちまと塞いでいきます。

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雑な仕上がりですが、どうせ見えないところですから(笑)
ビス穴にもコーキング剤をしっかりと注入。

 

コーキング剤はホームセンターで廉価でも販売されていますが、より気密性の高い遮音コーキング剤の方がお勧めです。 

 基礎部分は後でやり直しができない箇所ですので念入りに行う方が良いです。

 

 

そして押入れ天井部分にカットした石膏ボードを取り付けたのですが、これがまた大変でした。

脚立に乗り石膏ボードを左手と頭で支えながらインパクトレンチでビス留めをすると言う難作業でした。

天井材を支える専用ツールもあるようですが、このためにわざわざ購入してもね…

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またまた苦労の末、天井部分もどうにか石膏ボード取り付け終了!

 

※防音室制作について
あくまでも私の個人意見を主としてブログしております。いかなる場合も責任は負えませんので自己判断で参考にしてください。

DIYで自作防音室を手に入れる②

底床の撤去が終わり、木材で補強をしてカットしたスタイロフォーム(発泡材)を取り付けます。

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トランペット音は高音が主になるために、音は上部に抜けていくそうです。

この防音室はトランペット専用になりますので、床に関しての防音は低度に仕上げることにしました。

(その後ベースに転身するなど思ってもいなかったので…)

 

次に底床にスタイロフォーム取り付け後は、隙間をコーキング剤でふさいでいきます。

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隙間は音漏れの原因になります。完成後に音漏れが見つかって防音室を解体しなくていいように、ケチらずにコーキング剤をバンバン使用して隙間をふさぎます。

 

スタイロフォームの上に薄板を敷き、その薄板の上に遮音シートをカットして敷きます。

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遮音シートとはゴムのような樹脂でできたシートです。学校の音楽室、カラオケ店、複合商業施設などの大きな音が響く場所や人が多く集まる場所などで壁の中で使用されています。

遮音シートはメートルでカットされたばら売りもありますが、できる限り継ぎ目を無くし遮音効果を上げるためにも、ここはケチらずにロールでの購入をお勧めします


遮断シート上に厚さ10ミリのコンパネを敷きます。(マキタの電動インパクト購入しました)

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防音室の床面積は押し入れ2つ分になります。畳があった部分にも基礎角木材40ミリ+コンパネ10ミリで押入れ部分の底床と高さをフラットします。
次に押入れ中板、天袋の解体です。


初回に紹介したノコギリでせっせと解体していましたが全くらちがあかないので、
ここで日立の電動丸ノコを購入〜いっきに作業効率を上げることかできました。f:id:hanzyou:20161021160430j:plain

すっきりしましたが、、、廃材がたくさんでました。

 

※防音室制作について
あくまでも私の個人意見を主としてブログしております。いかなる場合も責任は負えませんので自己判断で参考にしてください。 

DIYで自作防音室を手に入れる①

「いつでも楽器の練習ができる防音室」は楽器奏者の憧れです。

私はトランペッターですので「いつでもトランペットが吹ける防音室」があればもっと上達できるのではないだろうか、といつも考えていました。

 

管楽器が練習できる防音室ってこんなのです。

 

楽器メーカーのY社、K社からも防音室が販売されていますが、金額が非常に高い。
その価格1畳ほどのサイズで数十万円程…と、防音室を手に入れるのは夢のまた夢なのです。

 

価格を抑えた素材の簡易防音室もあります。

段ボール素材のためにトランペットの全開音では音漏れは間違い無いでしょう。

 

そこで「既製品でなく自作してみてはどうだろうか」と、ネットで検索してみると、
結構、自作防音室マニアさん達がいらっしゃいました。

 

DIYでも本格的な防音を施すことができ、しかも材料費と工具の購入だけの低予算というのが魅力的ではありませんか。色々と情報を収集していると自分でもできるような気がしてきたのが始まりでした。

ちなみに私はDIY初心者ですが、苦労の末になんとか完成させることができました(笑)

そんな最高の環境であるマイスタジオをDIYで完成するまでを紹介していきます。
防音室に興味があったり、これから防音室をつくりたい方の参考になれば嬉しいです。

 

防音室の制作場所は床の間つきの6畳和室。ここは仕事場の事務所&物置として使用していました。

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当初この和室部屋すべてを防音室にしようと考えたのですが、壁や床や天井の遮音材、吸音材、木材で防音壁の厚みを十分にとるために資材コストがかなり掛かることが予想できます。
ならばこちらの押入れを有効に使って約2畳ほどのスペースで防音を整えるのが賢い選択だと判断しました。しかも押入れの梁などの基礎部分を利用することで資材コストも抑えることができそうです。

押入れの中身をすべて取り出すと、部屋が収納物で埋め尽くされました。恐るべき押入れの収納力です。まずは断捨離が開始早々の作業です。

 

押入れ収納物の断捨離がやっと終了し、次に取りかかるのは畳の除去です。

この部屋は洋室風にロールカーペットをひいておりましたのでコレを巻きとると、約15年ぶりに畳が現れました。

大きな畳を動かしてみると、、、

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畳の下には下地のコンパネ、これが風化して所々に隙間があります。
どおりで、この部屋の冬は隙間風が吹いて寒かったわけです。

次に押し入れの底床を解体します。

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ご覧のようにノコギリとバールの原始的な道具でせっせと解体していきます。

うすいべニア底床の下は基礎になるのですが・・・

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動物の屍とかありそうな雰囲気でしたが、なにもなくてホッとしました。

ブロックに穴が空いた通風孔。寒さの元凶はこの基礎のようです。

 

※防音室制作について
あくまでも私の個人意見を主としてブログしております。いかなる場合も責任は負えませんので自己判断で参考にしてください。