MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

出会いは突然に、ベーシストの第一歩

子供が通う中学校の父親保護者会というのに参加しています。

主な仕事は、体育祭の交通整理、文化祭の出店、数ヶ月に一度の夜間防犯パトロール、たまの飲み会などをしています。

今月初めに体育祭があり交通整理を行いました。

世間話などをしながらやれる雰囲気なので堅苦しさもありません。

 

そこで久しぶりに会ったMさんと談笑していましたら「あれから電子ドラム買って練習しているんですよ」と、、、

 

実は、ちょうど一年前に「若い頃バンドでドラムを叩いてました」と私がバンドマンだと知りMさんが話しかけてくれたことがありました。

その会話の後日にMさんは、またドラムを叩きたい衝動にかられたそうで、この一年間ブランクを取り戻す練習をしていたそうです。

 

「それだったらMさん!私がベース弾きますんでバンド組みましょうよ」と意気投合。

中学生の子を持つ父親が中学生のようなノリでバンドを結成することとなったのです。

さすがにベースとドラムだけでは心細いので、翌日知り合いのギタリストに声を掛けて手伝ってもらうことができ、取り敢えずはバンドの形をつくることができました。

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 こんなときは“鉄は熱いうちに打て”というように熱意が高いうちに行動に移すことが大切です。

まずは練習曲の選曲です。ほぼベース初心者である私が弾ける(弾けそうな)曲を選ばしてもらいました。

【バンド ベース 初心者】で検索し、演れそうな曲、且つ皆が知っている曲を探して、モンゴル800の小さな恋の歌に決定させてもらいました。

 

わずか6日間でベースラインと歌を叩き込み(そうですベース初心者なのに弾き語りすることに…)先日の14日に早速スタジオに入ってきました。

緊張しながらもインテンポではじまった「小さな恋の歌」は、なんと初演奏なのに通すことができたのです(感動)

さらに演奏を重ねる度に曲が向上しているのを感じとれました。我々のスキルはきっと高い。

15年のブランクあるドラマー、初心者ベーシスト兼ヴォーカル、優しいギターリストでの2時間の初スタジオが終了しました。

 

後日、Mさんから「先日は最高のスタートが切れましたね!ゆるく長く続けていきましょう」とラインがありました。

またひとり音楽を通じた仲間が増えたことに感謝したいと思います。しかもめちゃくちゃ近所なので飲み仲間にもなる予感です。

 

しかし、こんなに早くベーシストとしてバンド活動が始まるとは、2ヶ月前には予想もしていませんでした。

 

贅沢な時間の使い方

気温も30℃近くになってくると、繁忙期も落ち着きをみせてきました。

時間にゆとりが出ると音楽が聴きたくなります。車での移動中やスマホでも常日頃から音楽は聴いているのですが、それとは違う音楽です。

 

ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付き」
ショルティ指揮/シカゴ交響楽団

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管弦楽を全楽章を聴く贅沢な時間の使い方は格別です。

 

私は他者より多くの時間を持っているのかもしれません。

通勤は自宅から徒歩3分で職場につきます。

通勤に時間をかけている人達に比べると通勤時間を得しています。

また仕事は4時に終わらせていますし、土日は完全に休んでいます。

上司も残業も存在しませんので、職場での煩わしい無駄な時間を費やすこともありません。

このように私は他者に比べて時間を節約できているトクな人生を送っているのかもしれません。

 

 

 

今も昔も変わらぬこと

高校を卒業後、東京でフリーターをしていました。

高校卒業し、やりたいこともなく唄の歌詞みたく、福岡からボストンバッグひとつ持ち北へ北へ憧れの街である東京に向かった訳です。

 

東京でのはじめの住まいは中野区上高田にある

家賃3万円の風呂なし共同トイレのボロボロアパート立花荘でした。

 

バイトが終わって住まいのアパートの一階(木造二階建ての我が部屋は二階)にある中華料理店で晩飯を食った後は、きまって中野サンプラザの前の広場にいき毎晩トランペットを吹いてました。

この写真は、そのサンプラザ前の広場です。今ではココはきっと面影もなくなっている事でしょうが、、、

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“仕事が終わってトランペットを吹く‘’

今も昔(26年前)も変わらない事をやっています。

 

終わりなき道具選び Bach10 1/2C

友が病床に臥す今だからこそ、彼女の好きな音楽を続けなければならない。そう強く思っています。

音楽に触れる楽しみ、音楽を聴ける喜び、音楽を演れる幸せ、音楽を通じて出会う繋がりを今まで以上に感じて生きていきたいと思います。

 

長く続いた口内炎も無事に完治し、トランペットの練習を再開しました。

×3日の後退(根拠なき)で言うと1ヶ月近くも技量が後退しているのですから、急いで取り戻さなければなりません。

気温が高くなるこの時期、ピッチも高くなるのでとても苦労します。

通常、管楽器が中心の吹奏楽などでは440〜442㎐でチューニングし夏場では444㎐まで上げて合わせます。

ですがバンドでは440㎐固定になります。これが管楽器奏者、特にトランペットにとても辛いのです。

唇の形(アンブシュア)と息の流れを変えながら3つのピストンを操り音を作っていく楽器の特性上、ピッチが定まらないのです。通年を通した440㎐固定ではなおさらに。

もちろんポジション別に楽器の管を抜き差ししてピッチを合わせていくこともできますが、この音は凄く高い、この音は凄く低いとバラバラなのでテンポが速い曲だとまず間に合いません。

そうなると吹き方でピッチをコントロールしなくてはならないのですが、使用しているマウスピースが浅めなので、カップ内の限られた空間ではコントロールも限界があります。

 

ここは道具に頼るしかありません(苦笑)

20年くらい前に使用していた「Bach 10 1/2C」を思い出しました。探し出して吹いてみると、コントロールしやすく音色も太くて良い感じです。

 

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コレを使わなくなった理由は、当時参加していたビックバンドのリードトランペッターから

「こんなマッピ使ってたら上手くならないよ」と言われ封印したのを今日思い出しました。

その苦言を上手くなるために信じてきましたが、技量向上のために破るのは、なんとも矛盾した気持ちがします(笑)

明日、リハがあるので試すのが楽しみです。