友が病床に臥す今だからこそ、彼女の好きな音楽を続けなければならない。そう強く思っています。
音楽に触れる楽しみ、音楽を聴ける喜び、音楽を演れる幸せ、音楽を通じて出会う繋がりを今まで以上に感じて生きていきたいと思います。
長く続いた口内炎も無事に完治し、トランペットの練習を再開しました。
×3日の後退(根拠なき)で言うと1ヶ月近くも技量が後退しているのですから、急いで取り戻さなければなりません。
気温が高くなるこの時期、ピッチも高くなるのでとても苦労します。
通常、管楽器が中心の吹奏楽などでは440〜442㎐でチューニングし夏場では444㎐まで上げて合わせます。
ですがバンドでは440㎐固定になります。これが管楽器奏者、特にトランペットにとても辛いのです。
唇の形(アンブシュア)と息の流れを変えながら3つのピストンを操り音を作っていく楽器の特性上、ピッチが定まらないのです。通年を通した440㎐固定ではなおさらに。
もちろんポジション別に楽器の管を抜き差ししてピッチを合わせていくこともできますが、この音は凄く高い、この音は凄く低いとバラバラなのでテンポが速い曲だとまず間に合いません。
そうなると吹き方でピッチをコントロールしなくてはならないのですが、使用しているマウスピースが浅めなので、カップ内の限られた空間ではコントロールも限界があります。
ここは道具に頼るしかありません(苦笑)
20年くらい前に使用していた「Bach 10 1/2C」を思い出しました。探し出して吹いてみると、コントロールしやすく音色も太くて良い感じです。
コレを使わなくなった理由は、当時参加していたビックバンドのリードトランペッターから
「こんなマッピ使ってたら上手くならないよ」と言われ封印したのを今日思い出しました。
その苦言を上手くなるために信じてきましたが、技量向上のために破るのは、なんとも矛盾した気持ちがします(笑)
明日、リハがあるので試すのが楽しみです。