MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

スプートニクを手に入れた

照明を買いに知人のやっているアンティークショップに行くと、

スプートニクランプに出会い即買いしてしまいました。f:id:hanzyou:20190923115357j:plain

実は、前からスプートニクランプが気になっていまして、ネットでたまに探したりしていたのですが中古でも結構高額な代物でしていつも眺めるだけでした。

 

でも高額なのは本物の方で、今回手に入れたのは所謂ジェネリック品というやつです。

 

ちなみに“スプートニク”の由来は、1957年に旧ソビエト連邦が世界で初めて打ち上げに成功した人工衛星スプートニク号から命名されています。

 

生まれる前の話なので、この人工衛星の話はもちろん知りません。

 

私がスプートニクを知るきっかけは、【村上春樹 スプートニクの恋人

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雑誌かネットだか忘れましたが、スプートニクランプの紹介が掲載されているのを見て、
「本と同じ名前の照明があるんだ」と知ってからになるので、スプートニク順番は『村上春樹スプートニクの恋人』→『人工衛星スプートニク号』→『スプートニクランプ』になります。

 

ハルキストと呼ばれるほどの信者ではありませんが、書斎の本棚には村上春樹氏の本がたくさんあります。

月に2回は図書館通いもしているので色々な書籍を読みますが、継続して読み続けているのは氏だけです。村上氏の文体と描写がとても好きなんですよね。

私はもともと早く読む読書家ではありません。時間をかけて一行一行を追うタイプです。どちらかというと文章を楽しむ方で、文章が楽しめなければ途中で読むのをやめてしまいます。

スプートニクの恋人にこのような文章があります。

どうしてみんなこれほどまで孤独にならなくてはならないんだろう、ぼくはそう思った。どうしてそんなに孤独になる必要があるのだ。これだけ多くの人々がこの世界に生きていて、それぞれに他者の中になにかを求めあっていて、なのになぜ我々はここまで孤絶しなくてはならないのだ。何のために?この惑星は人々の寂寥を滋養として回転をつづけているのか。
村上春樹著 スプートニクの恋人より ー

 読んでいて「寂寥」って何だ?と気になって先に進めずに辞書で調べるワケです。

寂寥せきりょう=心が満ち足りず、もの寂しいこと。寂寥感。

これなので読書に非常に時間が掛かるので、楽しめない文章(書籍)は読みたくないのです。

 

また村上春樹氏の作品には音楽がよく登場するのも特徴です。作家以前はジャズ喫茶を経営していたほどです。ジャズばかりかクラッシックにも精通しています。

1Q84の冒頭に「ヤナーチェク」が登場した時はマニアックな作曲家を取り上げるなと読みながら、思わずニヤつきました。あとオーディオとレコード(元ジャズ喫茶ですから)が好きなのもとても共感しできます。

 

ただ、、、、

 

村上氏は翻訳も精力的にされています。我が本棚にも「ライ麦畑でつかまえて」「ティファニーで朝食を」「偉大なるデスリフ」などを持っているのですが、どれも文章が楽しくなく全然先に読み進めませんでした。だって翻訳なので他人の文章のなですから。

 

きっと初めて手に取ったのが翻訳本だったなら、ここまで村上春樹は好きになってないでしょう(苦笑)

 

 

ラウンドクルークをバンドリハで試してみた

月曜日のバンドリハで先日紹介しましたラウンドクルークを試してみました。

我が家の防音室で吹いてみたところ、ラウンドクルークには浅めのカップのマウスピースが合うのではないかと思い、スタジオには以前使用していたジャルディネリを持参しました。

 

やはり浅めのマウスピースはラウンドクルークとの相性バッチリです(個人的な感想)

バテに注意しながら2時間吹き通しましたが、いつもより楽に吹くことができました。

 

 が、しかし…

 

「ジャルディネリ ニューヨーク12M」を使うとピッチが凄く高くなることに気がつきました。今日はなんだかピッチがおかしいな?と思いながらバック10 1/2Cに戻すと安定したピッチに戻ります。

 

吹きやすさを選ぶか、それともピッチを選ぶかを選択しないといけないのだろうか

 

私の尊敬するトランペッターがいるのですが(先週末もライブを観に行ってきました)

その方もトランペット本体はバック、マウスピースはジャルディネリ ニューヨーク12M、そしてラウンドクルーク管の組み合わせなのにピッチは素晴らしく良いんです。

 

そう、道具ではなく自分自身が問題なのです(涙)

 

 

終わりなき道具選び ラウンドクルーク

アール形状が滑らかになることでブレスの流れがよくなる、と評判のラウンドクルーク

 

注文して約4ヶ月、、、忘れかけた頃に米国から東京の楽器店を経由してやっと届きました。

 

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増税前に到着したのは褒めておきます(笑)

 

上が今までの純正の管で下が今回手に入れたラウンドクルーク管(MK社製)

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見れば分かるように、アール形状が「D」から「C」となっているのがよく判ります。

支柱無し、ツバ抜きはボタン式のアマドタイプを選択しました。

 

肝心の吹奏感のレビューです。

普通の音域でクロマチックスケールを往復で何度か吹いて一番に思ったのが、
「抵抗をあまり感じることなく音が出る」ことです。


唇→マウスピース→リードパイプとストレートに流れてきたブレスが、はじめに曲がる箇所です。

ブレスを効率よくスムーズに送り込むことができるので、抵抗が減少しているのだと思います。

また、支柱が一本無くなったことも抵抗に影響していると思われます。

 

音色については、若干ですが明るめになったような気がします。(きっと気がするだけです…)


次に音量ですが、よく鳴ります。凄く鳴ります。
これがラウンドクルークの真骨頂なのです。

 

ただ、しばらく吹いて思ったことは、ブレスがよく入るのでついつい吹き過ぎてしまい、バテやすくなることです。もちろんこれはプレイヤーの問題ですが(笑)

マウスピースをもっと浅めのものに変更してもいいのかもしれません。

 

月曜日にバンドのスタジオリハがありますので、バンドと合わせて吹いた感想も次回あげたいと思います。

 

 

行ってきました中洲JAZZ

福岡イチ。いや九州イチの歓楽街であります中洲で行われました
中洲JAZZ2019に行ってきました。

中洲周辺の9箇所にステージが設けられます。

中洲ジャズと言いましてもジャズを中心に幅広いジャンルがあります、
今日の私のお目当てはブルースですのでBLUES & SOULステージへ

17時になるとステージスペースが作られて歩行者天国になり、オーディエンスが続々と集まります。

 

まずは、中村吉利&Instant Groove

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あっという間に人で溢れかえるステージ

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中村吉利&Instant Grooveは博多では超有名バンドです。

2002年の熱血オヤジバンドバトルでグランプリを取ったバンドです

 

次に、Rokket Soejima Blues Bandです。

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相変わらずカッコいいブルースバンド

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前に一緒に別のバンドで演らせてもらっていたSさん。これまた相変わらずカッコいいベースライン

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しかもSさんは歌えるベーシストなのです。

私の周りには尊敬できるスーパーベーシスト(勝手にそう呼んでます)が本当に多いのです。ベースを始めた理由はここにあります。

 

演奏を見終わった後は、中村吉利&Instant Grooveの毎年恒例の打ち上げに参加させてもらいました。

レジェンド的な大御所バンドですが、いつもメンバーの皆さんが親しくしてくれて本当に感謝です。