MORE Trumpet

音楽好きな自営業者でトランペッター。いつでもトランペットが吹けるように防音室をDIYしました。

いつもより輪をかけて真剣に

最近、何だかんだで忙しくしておりましたが一段落しました。

国の補助金を一部利用して本業の機械設備をするために申請書を盆前から作成していました。今回初めて補助金の申請をしたのですが、お役人が作る説明文章はなぜあんなに分かり辛いのでしょうか?やる気を失わさせるためにワザと分かり難くしているとしか思えません(涙)

 

とても1人では対応できないと思い、知り合いから補助金コンサルを紹介してもらい依頼することにしました。補助金申請が受理されると10%の手数料をコンサルに支払います。この成功報酬型はまるでゴルゴ13みたいなヒットマンだな

コンサルのアドバイスをもらいながら盆の最中も申請書作成に取り組んでいました。コロナの影響でどこかに出掛けることもできずにいましたしタイミングよくその時が腰痛だったので事務仕事が捗りました。

色々と大変でしたが申請書は無事に提出ができました。この話は長くなるのでまたの機会にでも取りあげます。

 

ここからはバンドの話にシフトします。

8/17に約半年ぶりのバンドリハがあったのですが、バンドの方向を大きく変えようということになりました。

今までは日本語オリジナル曲を演ってきましたが、ソウルのカバーをやろう(増やして行こう)となったのです。


Otis Redding - A Change Is Gonna Come


Wilson Pickett - Mustang Sally


Arthur Conley-Sweet Soul Music


Respect (Live in Europe)


The Blues Brothers - Opening: I Can't Turn You Loose (Live Version) (Official Audio)

スタジオ内で次々にこれらの候補曲が挙がって突如演奏となるのですが、うろ覚えではトランペットは吹くことが難しい&「原キーから2つ下げて」と管楽器泣かせの突然の注文(涙)

どうして他のメンバーはあんなに即興で弾けるのだろう?とこんな時いつも感心してしまいます。

次回スタジオリハでバッチリ吹けるように音取りをこの一週間していました。

 

そして先日少しだけ触れていました、知り合いバンドマンSさんから依頼されたレコーディングに昨日行ってきました。

ギターのSさんとは知り合って長いのですが、実はライブも観に行ったことはなくどんなジャンルなのかハッキリ知りませんでした。

「きっとハードロックなんだろうなー」程の認識でした。(それでよくレコーディング承諾するなとは思いますが笑)

ハードロック路線は当たっていたようですが、今回のこの1曲は特別に歌謡ロックだったのです。

 

事前に録り終えているオリジナル曲のデータとコード進行や指示表を送ってもらいました。「印のところの短いソロをヨロシク」と言うことでソロフレーズを考えなければいけません。

 

ライブはその場で消えますがレコーディングとなるとずっと音は残るのです。なので、、、

真剣に取り組まなければ格好がつきません

しかも歌謡ロックという今まで経験もしたことのないジャンルで(苦笑)

 

そしてレコーディング当日の日曜日正午に指定されたスタジオに向かい、用意してきたいくつかのフレーズの録音を聴いてもらいSさんとバンドメンバー(はじめまして)に選んでもらいました。

 

持ち込んだフレーズがボツにならずに良かったと思いながらレコーディングブースへ

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「間違えちゃいけない」と思ったら間違えるんですよね(笑)

どうにか無事に終了して隣の編集ルームで音確認。

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トランペットの音色って録音させると少し細い音色になるような気がします。実際の生音は音色に太さがあると思います、その違いの原因はよく分かりませんが生音の場合は周りの空気をも振動させている音圧が録音には入らないのではないかなと考えています。

 

とりあえずは諸々が終わって一段落しました。

 

腰痛なんかに負けていられない

久しぶりに腰を痛めました。

数日前に朝ベットから起き上がると腰に違和感がありました。だいたいこんな時は腰が痛くなる前兆です。案の定じわりじわりと痛くなってきました。

 

今回久々の腰痛ですが、以前はしょっちゅう腰痛に悩まされていました。腰痛の原因はトランペットのハイトーンです。

ハイトーンはとても腰に身体に悪影響を及ぼすと私は考えています。周りにハイトーンで腰を痛めるトランペッターも多いのであながち間違っていないのかも知れません。

 

今では頑張ってハイトーンを吹くのを辞めたので腰の調子が悪くなることはほとんど無くなりました。ちなみにどこからの音がハイトーンなのかは定義はありません自分がハイトーンだと思ったところがハイトーンなのです。

凡人にはこんなハイトーンは出せません(苦笑)

 

今回の腰痛は生活習慣に問題があったのだろうと思います。

そんな腰痛の我流の治し方があります、それはひたすら冷やすことです。

これは以前スポーツトレーナーから教えてもらった方法です「急性の腰痛は冷やしまくって湿布を貼れ」と。

そう教えてもらってからは腰痛を自力で治してきました。

 

今、このブログを書きながらも大きなアイスノンを腰にあてています。
冷やし治療はこの時期だからいいですが冬はとても辛いです。冬は痛さと寒さのダブルで最悪ですからね。

 

腰痛の時ぐらいトランペットの練習をサボってもいいのですが、来週からのバンドリハの再開もあって無理ない程度で練習しました。

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さらに先日、知り合いのバンドマンから「レコーディングに1曲参加して欲しい」とオファーがありましたのでモチベーションが高まっております。腰痛なんかに負けていられません(早く治ってくれ)

 

 

スランプはある日なんの予告も無しに突然に訪れる

身体にはバイオリズムなる心身の状態を表す波があると言います。バイオリズムの周期的なパターンに沿って体調コンディションが浮き沈むそうです。

トランペットを演奏するにも調子の浮き沈みがあるのだと、ここにも何度も書いてきました。

スランプはある日なんの予告も無しに突然に訪れるのです。実は最近やや軽いスランプでした。

前日まで調子良く吹けていたのが一晩経つとスランプになったりするのですから恐ろしい事です。スランプのせいで本番で上手く吹けずに辞めてしまいたいと何度も思って来ました。

 

スランプになる大半の原因は唇の状態によるものだと思います。ご存知のようにトランペットのサウンドはバジィングという唇の振動によって作られます。なので唇に望ましくないことが起きると、唇が本来の働きをしてくれなくなるのだろうと考えています。正確には唇だけでなく周辺の筋肉、内口の開き、舌や顎の動きも含めて。

それは自分ではまったく気がつかないくらいの微妙な違いだと思います。

 

スランプが無いトランペッターなんていません。知り合いのリスペクトしているペッター達からライブ後に「今日はめっちゃスランプだったけど、客席で聴いてて大丈夫だった?」と聞かれることはしょっちゅうあります。

 

そして、それはある日突然に解消します。さっき防音室で吹いてきましたがスランプ明けしていました。何事も無かったようにスランプはどこかに去っていました。

 

トランペットを35年間吹き続けていますが、きっとこれからも永遠とスランプを繰り返していくのです。

そんなスランプ中は無理に吹こうとせずに軽め短めの練習で済ませて、トランペッターのカッコいい動画を観て過ごすのがお勧めです。そうすれば「やっぱりトランペットは素敵だなー」と思うはずですから。

 


Cantaloupe Island featuring Herbie Hancock / Blue Note Concert Live - HD

 

もし本番を控えた時にスランプに遭遇してしまった場合は、気合と根性で乗り越えてください… スランプをリカバリーできるようになるプレイヤーを目指しましょう^^;

 

 

 

 

自営業者は孤独

4連休明けの気怠さがたっぷりの月曜日。特に何もする事なくダラダラと過ごした連休でしたが1晩だけ久しぶりに飲みに出ました。

ここ福岡でも毎日40、50人と未だに増え続けている感染者。
身を守るためには人との接触を避けるのが一番効果がある予防ではあるのだけども、長いこと自粛を続けてきたしこれから更に感染が拡大するだろうことを考えると今行くしかないとなった訳です。

GO TOと国も旅行に行く事を推奨しているのだから(苦笑)

 

今回、飲みのメンバーは同業他社の4名
この昨今の現状が「厳しい」もしくは「厳しかった」の会話で盛り上がります。飲みに出席するぐらいな訳なのですから経営が重症な人はこの場にはいません。

と思っていたのですが、1人が「もともと経営状態が厳しい中に来たコロナ騒動でトドメを刺されて廃業することに」と。

事業を持続するためには収益を増やすまたは維持する結果を伴わなければいけません。結果に繋げるには努力だけでなく幾多の能力や他者の協力が必要になります。皆そうやって事業を持続しているのです。

が、しかし今回は外からの環境変化が期せずしてやってきました。環境に左右されることない強靭な経営が全てにおいて望ましいのは誰だって分かってはいるのですが、大小さまざまな何かに頼らないと成り立たないのが現状なのです。例えそれが万が一の時にリスクを与えると分かっていたとしても。

周りでもインバウンドやホテルや婚礼や旅行業に関わっていて損失を出している経営者が何人もいます。

「これからの需要」を考えるならその時点では正しい選択だったと思います。今では「正しさ」はどこまで行使されるべきなのか誰にも判りません厳しい現実です。


もちろんこの状況は自営業に限らず法人企業でも同じなのでこれから、この状況を商機を掴めるチャンスなのかもしれないと前向きに話を締めておきます。


廃業する知人は45歳で同じ年齢です。すでに転職先も決まっているとの事ですので安心はしましたが中年の元経営者の世間の風当たりは話を聞く限りでは大変そうでした。やっぱりそうなんだね。

すでに廃業が決定して手続きをしているのだけど、もし「廃業しようと思っているのだけど」と相談されていたら、一体どう返答をしただろうか?

きっと的確なアドバイスなんて出来ない筈だろうな。

私自身も経営が厳しい10数年前に他者からアドバイスをもらった事があるのだけど、どれも的外れの残念なアドバイスばかりだったのを思い出しました。

結局のところ点と点をつなぎ合わせて自分で正解を見つけるしかないのでしょう。本当に自営業は孤独だな。

 

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余談ですが、今朝車での信号待ちで、前の車にカマキリがしがみ付いていました。振り落とされないように皆必死なんだな。