宅急便の集荷を電話ですると終始AIオペレーターの対応だった。AIが聞いてくることに「はい」か「いいえ」で答えていると何とも言えないもの寂しさを感じてしまった。受話器の向こうは人のようだが人ではなく機械なのだ。
業務効率がよく、人件費コストを削減できるのだろうが、こういった機械的なシステムが増えれば増えていくほど職を奪われる人間が増えるのだろう。
「消えた職業・消えゆく職業」という話をたまに耳にする。先のように電話オペレーターもその職業のひとつなんだと思う。
自分の職業は将来的にどうだろうか?
ネット検索で30年間の業界の総需要データを比べてみると、1990年7,823億円から2020年1,824億円と70%以上も下落している。そう、この業は間違いなく消えゆく職業なのだ。
そして、ここに来てのコロナ禍。コロナによって業績が悪化しているのはどこも一緒だが、どこどこが廃業閉店するだの店舗を売りに出しているという業界関係者から話をよく聞くようになった。
ただでさえ自然に消滅しつつある業だったが、疫病による外部環境の変化によって加速度的に消滅が早まってしまった。
これからどう戦うべきか
たとえ今の環境(コロナ禍、インフレや円高による物価上昇、原油高によるコスト増)に適応できたとしても、需要減は一個人ではどうする事も出来ない。
既存事業のみで他社が居なくなり焼け野原になるまで待ち少ない需要で細々と粘り続けるよりは、限られる資本内で違う分野に手を伸ばすタイミングが来たと考えた方がいいかもしれない。
誰も疑問には答えてはくれない自分で答えを出し結果を出すしかない。切り口さえ見つけ出せば突破口が必ず見えるはずだ。こんな時だからこそ尖った意思決定をやりたいものだ。
ただしこっそりとw