初売りセールで手に入れたレコード。ジャケットが酷く汚れていたので格安で購入、もちろん盤は傷や剃りもなく正常と記してあったので安心して買った。
それにしても前の持ち主はどうして、こんなに汚してしまったのだろう。ジャケットには所々に傷、万年筆のインク、裏には大きな輪じみができふやけている、ライナーノーツも同じように。
レコードリストを書くために机の上に音盤を置き、うっかり傍にあるビールを溢してしまった。といった感じなのだろうか。でも彼は(きっと男性だろう)コレクションを大切に扱っていたことが盤の状態から伺うことができる。
アート・ファーマーのトランペットの音色はとても柔らかく心地よい。
トランペットの音色は人によって違う。音色はプレイヤーにとって財産なのだ。
今年に入って、トランペット教室で教えている生徒さんの音色の改善に取り組んでいる。その話はまた次回にでも記したい。